今日は、静岡県の松崎町にてA3ワークショップの打ち合わせをおこなった。同行していただいたのは、東京大学の権藤先生と大学院の学生4人である。お盆休み中ということでいつもより少々混雑しているが、それでも観光地とは異なり街はとても静かだ。15時、松崎町長やいつもお世話になっている伊豆の長八美術館の設立に深く関わった森さん、そして松崎蔵つくり隊の事務局を務める山本さんといったメンバーと共に前向きなお話を行うことができた。
この街は、養蚕や生糸の生産でとても栄えていた。また伊豆半島を迂回するための風街港としても利用されていたそうで、西風による火災を防ぐためのなまこ壁が一般の民家にも普及したことで、なまこ壁が街の風物詩になったそうだ。今回、なまこ壁通りを構成する二つの蔵を石山修武先生のご縁でますいいで所有し、その修復活動を通して伝統的左官技能の伝承を行うとともに、建築家、職人(左官)、芸術家の三者交わる活動によるデザインワークショップ(A3ワークショップ)を通して、ますいいスタッフだけでなく、関わる学生や若手職人さん達までも巻き込んだ成長に繋げようという試みを行なっている。建築学科や技能学校といった縦割りの教育では育たない感性の豊かな人材を育て、良い家づくりに繋げることができれば良いと思うのである。
