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増井真也日記

埼玉県川口市にて設計中のSさんの家打ち合わせ。

2025/07/24

埼玉県川口市にて設計中のSさんの家打ち合わせ。この家は、お母さんとお嬢さん、そしてお嬢さんのお子様が将来結婚をした時に一緒に暮らす時のためを想定して設計を行なっている。最近はこのように集まって暮らす家庭が増えている。核家族化でバラバラになった人たちが、再び集まることで、子育てや介護や防犯や・・・、とにかく良いことばかりなのである。兎角物騒な世の中になってきたからこそ、皆で集まって暮らすことは至極当然の結論だと思う。でもそれを実現するには、たとえ親子とはいうものの、少しの気遣い、思いやり、そんなものが大切なのだろう。そしてそれがある人だけに許されるとても多くの問題を解決してくれる手法が、「集まって暮らす」ことなのだろう。

この家では中庭のあるプランを考えている。この写真は僕の家である。大きな窓の向こうは中庭、そしてその向こう側には母の暮らすスペースがある。親世帯と子世帯は、完全分離の2世帯住宅だけれど、この中庭を通して柔らかく繋がっている。実際にリビングで本を読んでいたりすると、中庭の向こう側の母の家の障子窓に電気がパッとついたりするのを見て、あっ帰ってきたんだなあなどと思う。こういうことで、互いの安全やらを認識することは当たり前に大切なことである。今では不自由な親をネットを通してカメラ機能で監視できる仕組みなどもあるようだし、他にもたとえば2日間くらい水道が使われなかったりの異常を子供に知らせたりの機能もあるようだけれど、やはりそういうものよりも互いの気配がわかる程度の距離感で暮らす方が良いと思うのである。

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