今日はものつくり大学の三原研究室に所属する学生と一緒に、八王子にある大学セミナーハウスに泊まり込みのゼミ合宿に参加した。こういう合宿に参加するのは初めてのことだ。何をするのだろうかと思いながら参加してみたら、主に卒業論文の発表練習と内容の作り込み、そして大学生活の思い出づくりというところであった。途中レクチャーで久しぶりにのバスケットボールをしたけれど、やっぱり一緒に体を動かすと心の距離がグーっと縮まるものである。大学の教員というのはこうやって毎年4年生を送り出していくのだろう。夜は宴会である。セブンイレブンで買った差し入れのお酒を飲みながら、学生たちがみたこともないような笑顔を見せてくれた。セミナーハウスには吉阪隆正が設計した有名な建築がある。この建築について、木村先生が書いた文章があったので掲載する。
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吉阪先生は、コルビュジェの薫陶を受けた新進気鋭の建築家で、1953年フランス留学から帰国早々私ども新入生のクラス担任となり、その第一声は、「何でもいいから皆一番になれ」だった。
学生はキョトンとしていたが、先生は「それには他の人がしないことをすることだ」と。
吉阪先生は、よく「人の話を聞いたら、まずその反対のことを考えてみると、その方が正しいことがよくある」とも言われた。
文章も能くし、世界中を飛び回り、寸暇を惜しんで活動され、63歳で人の三生分を全うされた稀有の人だった。
後に私自身も先生の同僚となり、よく學生達を連れて行き、静かな自然環境に浸る時を楽しんだ。
