ホーム 増井真也日記 僕としては前向きに鋳物のガラの上に暮らす川口っ子ならではの家づくりを考えいこうと思うところなのである。

増井真也日記

僕としては前向きに鋳物のガラの上に暮らす川口っ子ならではの家づくりを考えいこうと思うところなのである。

2025/04/26

今日は埼玉県川口市にて新築住宅の検討をしているMさんご夫妻打ち合わせ。このMさんの新築計画は実はとても困った事情があル。初めは大手のハウスメーカで建築をしようと考えて、契約をして、既存の住宅を取り壊し、さて新築工事を始めようと思ったところ、実は土地の地下にたくさんの鉄分を含んだガラが入っている土地であることがわかり工事が中断してしまったのだ。多少のガラならそれを避けるように地盤の改良工事を行なって基礎を作ることができるけれど、今回の場合は地下1m付近から地下4m付近までびっしりとガラが埋め立てられているということである。撤去しようと試みたけれど、ガラを隠すようにコンクリートの打設が行われており、そのコンクリートの蓋状のものは隣地まで続いているから安易に取り壊すと振動で隣の家まで痛めてしまう可能性があるという。どうにもならないということでハウスメーカーさんとの契約は解除、土地に残る大量のガラと、すでに解体などの工事がスタートしているので返済が始まっている住宅ローンだけが残ったという場面でのご相談であった。

僕のところにはこういう困った場面の相談がたくさん来る。何せ僕は家づくりの町医者を語っているのだから当たり前だ。大手が嫌がる仕事、さてさてどうしたものかと頭を悩ませる仕事を解決してこその町医者なのである。それに埋まっているのは川口の伝統産業である鋳物産業の廃棄物なのだ。確かに嫌だけれど、そのおかげで今があるとも考えられる。僕も、そしてMさんご夫妻も関連業界の出身なのだ。(僕のお婆さんは鋳物屋さんの出身で、僕の父は機会加工をしていたし、僕の母型は木型関係な訳で・・・)昔の人がやってしまったことだけれど、僕としては前向きに鋳物のガラの上に暮らす川口っ子ならではの家づくりを考えいこうと思うところなのである。

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