今日は愛知県新城市にある古民家にお邪魔した。ここは名古屋の左官型工務店である勇建工業の加村さんが親しくしている民泊になる予定の古民家で、この度はチルチンビトの撮影があるということで見学させていただくことになったわけである。行きの電車ではお迎えの関係で新城駅ではなく本宿駅に降り立った。どちらにしても初めての駅だ。駅前に高校生の女の子が一人段差に座りながら本を読んでいる。他には親子連れが切符を買っている。普段利用している川口駅には無数の人がいるけれど、こういうふうに人が少ない駅を利用するのはなんだか久しぶりだ。しばらくすると加村さんが来るまで迎えに来てくれた。約一時間のドライブで現地に着いた。
古民家のすぐ横には割と大きな川が流れている。見渡す限りここしか家がないようだ。名古屋にマンションを持っているとはいえ、猪や鹿が暮らす谷間によく移り住んだものだ。湿度がとても高い場所なので、家のメンテナンスは大変そうだけれど建築関係のご夫婦が丁寧に手を加えながら住み継いでいる。ちょっと勇気がいるけれど、なかなか理想的な田舎暮らしである。
夜は奥様の手料理をいただきながら日本酒。しばし団欒を楽しむ。12時ごろ2階に上がって布団を敷くと、川のせせらぎを聞きながら横になる。なんだかキャンプに来ているようだ。
朝目を覚ますと、目の前の窓一面に新緑のカーテンが広がっている。これがいちばんの驚きだった。


