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増井真也日記

埼玉県伊奈町にてリフォームを設計中のTさんご家族打ち合わせ。

2022/01/22

午後、埼玉県伊奈町にてリフォームを設計中のTさんご家族打ち合わせ。今日は2回目のプラン提案である。奥様のご実家にご家族が移り住んでのハーフ2世帯住宅づくりなのだけれど、最近はこのようにちょっと田舎でゆったりとした暮らしを楽しみたいという方が増えてきるような気がする。コロナの影響で働き方や暮らし方に関する考え方が変わったという方は多いが、考え方の変化が都市や住宅そのものにも変化をもたらすことが顕在化してきているような気がする。

僕が初めて田舎への移住のための住宅を設計したのは、東京都世田谷区から屋久島への移住をしたMさんの家であった。なんで屋久島の家の設計を僕がやったかというと、屋久島の設計士さんに頼むよりも現在住んでいる東京の近くにいる僕の方が細やかな設計の打ち合わせが行えるからである。多くの別荘建築などは現地の建築会社に依頼して思い通りに建たないというケースがあるようだけれど、しっかりと設計をしておきさえすればそいう齟齬も防ぐことができるということでのご依頼であった。

Mさんご夫妻はスキューバーダイビングが好きで、よく海にもぐっていた。僕も一度ご一緒させていただいたことがあるけれど、特にご主人は水中での写真撮影が上手だった。田舎での暮らしは地元の人との交流が大切だから、よく地元の大工さんの家で飲み会をしたりのお世話になった。そのまま大工さんの家で子供達と一緒に雑魚寝という日も少なくなかった。いも焼酎「三岳」を薄めようとすると、なんてことすんちゃ・・・の怒号が飛んできたことを今でも覚えている。当時は屋久島に現場管理に行くのが楽しくて仕方がなかった。鹿児島空港から飛ぶヤバそうな国産機に乗って離島に旅立つのである。こんなに楽しい仕事は滅多にない、そんな思いで現場に向かった。Mさんの奥様が亡くなったのは数年前のことだ。世田谷の小さなマンションに比べたらとても豊かな生活の中で息を引き取ったのだと思う。癌と戦う中での移住だったから、それだけ長く生きることができたのもとても良い環境のおかげだったのかもしれない。
田舎暮らし、僕の周りでも少しずつ増えてきている選択である。Tさんご家族の暮らしが豊かなものになるように設計を進めていきたいと思う。

 

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