午前中、13年ほど前に造った埼玉県川口市の中青木にあるTさんの家のメンテナンス打ち合わせ。Tさんの家は川口市役所の近所にある真っ黒のガルバリウム鋼板で外壁を包まれた木造3階建てのデザイン住宅である。1階では奥様が手作りのケーキ教室を営み、2階に主な生活スペースを配置している。そのため1階には、はばが3mくらいはある大きなシステムキッチンとガスオーブンを設置した。3階はご主人の書斎とウッドデッキがあって、そのウッドデッキからは毎年川口市のオートレース場で開催されるタタラ祭りの花火大会を眺めることができる。
花火の特等席は、おまけのような機能だけれど、でも実際には結構特別なことだからこれからも大切にしてあげたいと思う。このウッドデッキは言わば桟敷席、Tさんたちのためだけにあるわけでもなくって、友人を読んで喜んでもらうために大切な席なのだ。
今回のメンテナンスは屋根の上に作ったウッドデッキがだいぶ痛んでいるということで、その床の張り替えを依頼された。ウッドデッキにはレッドシダーを採用している。塗装はキシラデコールだ。この素材は目が詰まっていて腐りにくいとされているけれど、やはり10年以上経つとだいぶ傷んでくる。外部仕様の木材としてはもっと長持ちする素材としてアイアンウッドのようなものもあるが、僕はレッドシダーか国産の檜や屋久杉が良いと思っている。アイアンウッドのような素材は日本の住宅にはちょっと仰々しくって硬すぎるような気がするのである。