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増井真也日記

12月11日・12日と八ヶ岳の天狗岳に来ている

2024/12/12

12月11日・12日と八ヶ岳の天狗岳に来ている。初日は唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテまで上り、そこで小屋に荷物を置いて、中山までの散策をした。最近の冷え込みで雪は結構降っている。黒百合までの道のりは写真の如き雪景色だ。

この小屋は2年ほど前に建て替えをした。ちょうどお盆休みの時にたまたま来た時が工事真っ最中であった。その時はまだ外壁や内壁が剥がされて、木造の骨組みが剥き出しになっていた。今は、窓も樹脂サッシのペアガラス、断熱材もしっかり入っていて暖かい。外気はマイナス15度の世界である。これほど断熱材の効果を感じることもなかなかない。

二日目。天狗岳に向かって登り始める。稜線に出ると風はそこそこ、天気は良好で、太平洋側の山梨県あたりの山脈から、北アルプス方面まで見渡すことができた。こうしてみると日本は小さな国だと思う。この山は中学2年生か3年生の時に、山岳部で登りに来た記憶がある。それ以来4回ほどきたけれど、冬に来るのは3回目である。今年はあまり登っていないので無理もできない。マイナス20度の冬の稜線で不慣れな体に何かあると怖いので、頂上まであと30分ほどのところで引き返すことにした。コロナが明けて宴会などが増え山に登る回数が激減したが、来年はまた回数を増やそうと思う。やはり頂上直下で引き返すのは悔しいものである。

八ヶ岳のこの辺りの小屋で通年営業をしているのはここだけだ。この小屋を始めた米田さんという女性は、明治時代に国有林で木こりの組を経営していた方の奥様だったそうだ。ご主人が亡くなり、なんとか暮らしを立てるために始めたのが山小屋だったそうだ。今は3代目のオーナーが経営を続けている。平日の小屋は空いていて、僕たちだけで貸切状態だったけれど、週末は40組以上の予約があるというから大したものである。学生だろうか。四人の若者で小屋をまわしているようだ。こういうところで若い時に働くのは良いものだと思う。きっと色々なことを悩むことができる。人は情報から切り離された世界に浸ることが必要な時もあるものだ。テレビもない世界、何かを考えるにはとても良い環境だけれど、残念なことにドコモの携帯は使えてしまうようである。これがなければもっと良いのだが、仕方がない。3月ごろ、少し暖かくなり始めた春山で再挑戦してみよう。

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