ホーム 増井真也日記 今日は裏千家の淡交会青年部の行事で群馬県の桐生市に訪れた

増井真也日記

今日は裏千家の淡交会青年部の行事で群馬県の桐生市に訪れた

2024/09/15

今日は裏千家の淡交会青年部の行事で群馬県の桐生市に訪れた。近いようで、なかなか実際に行く機会のない街である。僕は今回初めて訪問した。桐生の本町は、徳川家康公が江戸に入城した天正18年(1590)ののち、代官大久保長安の手代大野八右衛門 によって「桐生新町」として新たに町立てされたそうである。約400年前、養蚕と絹織物の拠点として徳川家康公の命で作られたというが、養蚕業自体が衰退している現在は、人口減少が始まっている地方都市に特有の問題を抱えているようだ。

会場に使われた美喜仁桐生文化会館は坂倉建築研究所の設計とのことだが、よくもまあこの時代にこんな建築が建ったなあと思うような奇抜な建築であった。竣工は1997年、バブルが終わった直後でまだ予算がつきやすかったのだろう。今ではなかなか考えられない建築であるが、日本にもまたこんな建築ができる時代が来るのだろうか。建築はその国の国力を表す。最近の日本の経済状態では難しいかもしれないが、ドバイなど信じられないようなビルが建っている訳なので、日本だって経済が再興すればまたとんでもない建築が生み出されるのだと思う。

話は変わるが、この建物はオスロにあるオペラ座である。屋根の上を市民に開放するというアイデアが面白く、この国の活発な経済を象徴する湾岸エリア再開発の大規模建築である。この建築、奇抜ではあるが、でもなんとなく無理なく街に根付いているようにも見えるところが良い。この辺のバランスが文化度であり、知性なのだろう。再び日本経済が再興する時が来ても、是非こうした理性ある建築を生み出したいものだと思う。

 

 

TOP▲