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増井真也日記

今日は第1回古民家の会・耐震補強研究会を開催した

2024/02/28

今日は第1回古民家の会・耐震補強研究会を開催した。能登半島での地震を受けて、耐震診断や補強工事を行なったたくさんの古民家が倒壊した。特に観光目的の伝統建築群に倒壊が多くみられたようだが、まずはその状況を文化庁の調査業務などをされている早稲田大学建築学科の後輩でもある森本英裕さんに説明していただいた。七尾市を中心とした現場調査の様子をさまざまな写真を用いて解説していただいたが、能登半島の地震の揺れや地盤の動きは並大抵のものではないことがわかった。

次に、山辺豊彦さんによる古民家耐震補強の事例についての解説をした。山部先生は言わずと知れた木構造の大家である。とても強固なモデルを作るタイプの構造家なので僕価値にとっては安心して構造解析を依頼できる。ますいいで古民家再生を行う時は必ず山辺先生の構造解析を行うことにしているのだが、能登半島の耐震補強事例は山辺先生の補強方法に比べると小屋組に対する補強と水平剛性に対する補強が不足しているように思えた。実際の詳しいことは調査をしてみないとわからないが、文化財系の設計者による最低限の補強方法の基準の見直しなどの動きが起きてくるような気がした。

このような地震があるたびに基準の見直しや規制の強化が行われる。これからの動向にも注意していきたいと思うが、古民家の魅力を活かすような再生工事を今後も続けていくために継続して勉強会を開催したい。

(川口の家 古民家再生事例)

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