今日は栃木県にある高見林業さんを訪問した。高見林業の斉藤社長は栃木県の鹿沼市を中心に、山林の植え付けや伐採などの受託施業から、作業道の開設、一般製材、木工品の製造販売を行っている会社である。斉藤社長が丁寧に育てた杉やヒノキを天然乾燥で家づくりに使用できるレベルまで乾燥させて、国産材の家づくりに利用するという流れをますいいの家づくりにも取り入れることができないかの検討を行うために、チルチン人の山下編集長よりご紹介していただき、今回の訪問が実現したというわけである。
日本の林業は衰退しているが、一部の林業事業者は山林を買い規模を拡大して営業効率を高めることで黒字化を図っている。しかしとても残念なことに、この黒字化を図っているというのは助成金があってのことであり、事業単体で利益が出る状況ではないのが実情だ。林業家というのはただ単に木を植えて商売をすれば良いというものではない。山から海に流れる栄養分を含んだ川の水は漁業にも影響するし、もしも山の木を手入れしなくなってしまえば豪雨の際に土砂崩れなどが起きてしまうなどの災害にもつながる。つまりは林業をしながら国土の保全を担うわけであり、とても重いを背負いながら仕事をしなければいけない職業なのである。斉藤社長は東京農業大学出身の60歳、息子さんも東京農業大学出身の好青年、ともに柔道部出身のがっしりとした体躯の持ち主で、この地域の林業をしっかりと支えてくれている。良縁に育てることができれば良いと思う。