70代のご夫婦は、先々を考えて心して暮らせる終のすみかを建てました。
この場所には奥様のご実家が残っていました。純和風の家で思い入れがありましたが、なんせ築80年を経た旧家。
維持して行く事が困難だと判断したのです。
新居はリビングが広く、廊下も段差もない平屋。
旧家の経年変化した、深い味わい和風の風合いに寄り添い
欄間を設け、建具、天井、ぬりかべの色も年月を経た色味で統一。
そこに配置した家具たちはご夫婦が使い続けている愛用品。空間によく馴染んでいます。
すでに完成されていた庭との関係も意識して計画をしました。