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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

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増井真也日記
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増井真也日記

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2017/09/19

朝礼終了後、各プロジェクト打ち合わせ。

11時、川口市議会にて傍聴。知人の奥富市議が一般質問をするということで応援に駆け付けたところ、会場満員の支援者がいて何とも盛り上がった質問となった。議会には40名以上の議員がいる。そして川口市の職員さんが30人ほどいる。総勢70名ほどで進行する会議、何とも大それたことであるけれど、民主主義にとっては議会という場所が最も重要な決定機関なのであるから、効率なども意識しつつも、きちんと運営していかなければならないのだろう。

こういう場所に来るのは初めてである。世の中がどのように作られているのかが、僕が知らなかったことが、なんとなく垣間見える場所であり、でもその内実は本当の関係者にしかわかりえない、そんな場所である。まあ世の中とはそんなものであろうけれど、ちょっと新鮮な経験であった。

午後、茶道稽古。今日は立礼のお点前を行った。

2017/09/18

午前中、埼玉県川口市にて新築住宅を計画中のIさんご夫妻打ち合わせ。今回は3回目のプラン提案である。狭小地に造る小さな3階建て、小さいとはいってもめいいっぱいの広さをとると33坪ほどになる。高齢のお父さんも同居するということで、上下階の移動にはエレベーターが装備される予定だ。

小さい家は、とても面白い。

小さいということは、様々な工夫が必要である。実際の面積はそれほど広くはないけれど、でも広々と感じるための工夫である。視線が抜けるようにしたり、高さの高いところと低いところのメリハリをつけたり、外部をうまく取り込んだり・・・。

下の写真は、数年前に埼玉県さいたま市で造った建築面積が9坪、延べ床面積が吹き抜けを入れて18坪という、2階建ての狭小住宅である。この住宅ではとても小さいながらも吹き抜けを作り、上下階のつながりや視線の広がりを実現している。洗面所やお風呂、キッチンなどの一つ一つの住宅になくてはならないモノたちのスケールも小さく抑え、全体とのバランスを大切に作り上げた。最小限の寸法とは何かを検討し、シンプルに作り上げていく様はちょっと禅的な感覚を伴う行為でもある。だからこそ、何とも言えぬ楽しい作業なのだと思う。

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2017/09/15

午前中、埼玉県某所にて築160年ほどのかやぶき屋根の木造住宅を解体する旨のご相談を受ける。解体するだけでは僕に相談などしないのだけれど、こういう古民家には素晴らしい小屋組みがあるわけで、それをただ捨ててしまうのではもったいないということからご相談いただいた次第である。なんとこの部材、その時期が来たらタダで譲ってくれるという。もちろん次にどこかで使えるように丁寧に壊したり、次の現場まで運搬したりの経費は必要だけれど、それでもただで譲ってくれるというのはとてもありがたい話だ。なんでも地域の博物館に資料があるというのでまずはその情報を調査することにした。もう少し詳しくわかってきたら詳しくご紹介したいと思う。

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ちなみに下の写真はこの建物の近くにある解体したお蕎麦屋さんの部材を再利用して作った美術サロンの写真である。高い天井、トップライト、白い仕上げに映える黒い部材が何ともダイナミックだ。どなたか興味のある方は是非お声掛けいただきたい。

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2017/09/14

朝礼終了後、東京都台東区にて新築住宅を検討しているSさんご夫婦打ち合わせ。現場は日本堤という場所で、古くて小さな木造住宅が密集している住宅街である。日雇い労働者の集まる場所も近いようで、なかなか開発や建て替えが進まなかったのか、区ではこの地域の木造住宅の耐火化を伴う新築工事に対して200万円以上の助成金を出すという。つまりは何とか町の風貌を変えていこう、安全性を向上させようという場所のようである。と、まあ区の方針はこのような感じではあるのだけれど、土地に関するお話を伺っていると、僕はどちらかというと今の日本の街並みに失われてしまった人間臭さというか温かさというか、そんなものを感じる町のように思えた。そしてそこで暮らそうというSさんたちも、なんとなくそんな温かさを大事に生きている人たちなんだろうなという気もしたのである。

僕たちは大切にしているセルフビルドもこの人間臭さに共通する感覚のような気もする。ただ単にコストダウンの手法というのではなくって、一緒に家を作るという行為を通してなんとなくただのクライアントと住宅会社という関係ではない距離間になれるような協働感覚がある。最後までそんな感覚を大事にしながら進めていきたいと思う。

夜、新藤衆議院議員の講演を聞く。今の日本の立ち位置等など、なんだか僕の生活にはあまり関係がないグローバルなお話である。日本の経済成長率の低さ、世界における経済的存在感の低下を痛感させられる。同時にAIなどこれからの新技術などについての話も聞く。まるで高速道路の入り口から人がいなくなったり、駅の改札の駅員さんがいなくなったりしたように、技術の普及によって様々な分野で仕事の形態が変化するのであろう。果たして建築の分野ではいかに・・・。

2017/09/13

朝礼終了後、各プロジェクト打ち合わせ。埼玉県川口市にて設計中のIさんの家のスタディーなど。

10時、千葉県流山市にて新築住宅の検討中のIさん家の敷地調査。おおたかの森駅にほど近い、新興住宅街である。道路も家も保育園もお店も・・・、とにかく見渡す限り何もかもが新しい。ここはまさに今作られている真っ最中の街である。敷地の周辺も多数の住宅が作られていて、すぐ裏では3件の建売住宅が内装工事中という段階であった。すぐ隣が空き家となっている。これがもしも3区画ほどに分割されて販売されたとすると、南側が新たに購入された方による住宅でふさがれることが予想される。建売の敷地の側には3mほどの南に対する空きがあるので、そこをどのように工夫しながら光と風を取り入れるかの検討が重要となりそうだ。12時、帰事務所。

2017/09/12

午前中、東京都小金井市にて新築住宅を検討中のOさん打ち合わせ。現在は土地の購入段階ということで、1700万円で20坪程度(解体工事・地盤改良工事込み)というご予算での家づくりが可能かどうかを見定めて、土地の契約を行う判断をするという目的のために打ち合わせに来ていただいた次第である。このコスト感は、ますいいらしいローコスト住宅である。普通に考えたらこの予算での家づくりを行う中でのデザイン的な工夫などは、あんまり多くを望むことは出来ない。でも、つまらない建売のごとき家づくりを行うのではやる意味がない。それに僕たちはこのくらいのコストの中でどのような工夫を施すかの経験を、ほかの人よりも積んでいる。そしてセルフビルドなどのコストダウンにつながる手法についても、こういう時こそ生かされると思っている。決して楽な仕事ではない、むしろ大変な現場となるわけだけれど、クライアントのOさんのひたむきに家づくりに取り組んでくれそうな姿勢を見ていると、きっと良い家ができるのではないかの予感がする。ローコスト住宅は、クライアントと僕たちの合作の家づくりである。だからこそ相性が大切だなあと思うのである。

13時過ぎ、茶道稽古。今日は運びの薄茶平点前の稽古である。10月29日に予定されているほとんどが初心者ばかりのお茶会に向けて、シュミレーションをしながら進める。正座をできない人が点前最終段階で立てなくなってしまったら、半東がどのようにフォローするか・・・、拝見までは覚えることができないだろうから半東がどのようにお点前さんの代わりに拝見物を出してあげるか・・・、とにかく初心者ばかりを短期間で指導して、小さなお茶会を行おうという無謀で楽しみな企画のために、先生と一緒に作戦を練る一日であった。ちなみに僕の当日の役割は半東である。さてさて、どうなることやら。参加者が皆楽しんで進められたら大成功と思っている。

2017/09/11

朝礼終了後各プロジェクト打ち合わせ。埼玉県川口市にて設計中のHさんの家についてのスタディーなど。この住宅ではスペイン瓦を使用することを計画している。普段はガルバリウムを採用している屋根にこの瓦を使う理由は、奥様のご要望である。スペイン瓦を使って、いかに美しい屋根を作るかの命題をクリアすべく、1/50の模型を作成して全体のプロポーションを検討してみることとした。まず第1に屋根の高さを抑えることを考えた。屋根の軒の高さというのは低いほうが良い。低い軒に守られている様子は、心地よさを生み出してくれる。この計画では軒の高さを抑えるために、1300mmという軒の深さ、そしてバルコニーの外壁側にもつながる連続した屋根を計画した。写真は使用する予定の瓦である。なかなか渋い材料なのである。

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2017/09/09

朝礼終了後、埼玉県川口市にて設計中のKさんの家の打ち合わせ。今回は第1回目の打ち合わせということで、ご希望の外観イメージということでいただいた写真に写る住宅をモデルに、詳細のご要望を取り込んだプランを作成させていただいた。打ち合わせ途中、突然奥様が涙を流しているのハプニング!、何事かと思ったら「ここまで要望を取り込んでくれた案に感動した!!」との何ともうれしいお褒めの言葉であった。これまで住宅のお仕事を17年間やってきているけれど、このタイミングでの涙は初めてである。家づくりの仕事をやりたいと思った最初のきっかけは、誰のために働いているかが明確だからであったことを改めて思い出し、そしてちょっと誇らしく思った瞬間であった。

14時、東京都板橋区にて新築住宅を検討中のSさん打ち合わせ。今日は基本設計の申し込みである。Sさんの家は体に障害のあるお子さんがいる。そのお子様が将来にわたって生きていくことができる住宅を作ってほしい、私たち両親がいなくなった後も誰かが住んでくれたり、世話をしてくれたりできるような建築にしたい、そんな仕事である。

この仕事はSさんの弟さんによって一冊の本にまとめられるそうだ。Sさんの弟さんは、これまでにも下の写真のようなハンディキャップのある人たちの生きる姿をまとめた本を出版してきた。つまり出版社の社長さんである。その方が今度は家づくりについての本をまとめたいというのである。どんな結果になるのかはまだよくわからないけれど、きっと何らかのイメージがあるのであろう。そしてもし完成すれば、それはほかの障害を持つ人たちに対しての何らかの宝物になるのだと思う。

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先ほどの話といい、今日は何とも充実した一日だった。こんな風に必要とされる仕事に携わり、全力で取り組める今に感謝したい。

2017/09/08

朝礼終了後、埼玉県東松山市にて設計中のKさんの家の契約作業のために一路東松山へ。同じ埼玉県内とはいえなかなかの距離である。東松山というと森林公園という公園があり、幼少の頃よりここにあるアスレチックを目当てに何度も足を運んだことがある。そして今では裏千家でみんながお世話になっているお菓子屋さんがあることでも妙な親しみを感じる町となった。僕が大好きな遠山記念館も近くにある。近所の川島町にはアスタリスクカフェを作らせていただいた。そしてついに東松山市内に家を作らせていただくということで、この町にさらなるお近づきを感じるところとなった。

まずはご近所さんへのご挨拶。続いてKさんのご自宅に移り、お昼過ぎまでの打ち合わせの後契約を行った。さていよいよ工事である。ますいいリビングカンパニーで初のゼロエネルギーハウスでもあるKさんの家、しっかりと工事を進めていきたいと思う。

2017/09/07

午後、和順君、江崎さんと一緒に川口グリンセンターの改修工事の現場チェックへ。50年ほど前に現在の天皇皇后両陛下がお泊りになった部屋を公開するための小さな改修工事を行っている。改修工事といってもほとんどが現状維持、つまりはクリーニングのごとき仕事なのだけれど、その中でも一点、まるでタイムトンネルのような黒い筒状の入り口をデザインした。まだガラスの扉がついていないけれど、ここに扉が付くとほぼ完成となる。僕たちにとって初めての公共工事の受注である。楽しんで進めていきたいと思う。

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夕方、久しぶりに大学時代の級友と会食。電通マンの比賀君、清水建設の米田君、オノデザインの小野君、そして僕、第2外国語にフランス語を選考していた早稲田大学建築学科の友人たちである。昭和49年生まれの43歳、結婚していたりいなかったり、子供がいたりいなかったり、皆それぞれのスタイルでそれぞれの生活を送っている。そして社会人年齢が21年、ちょうど折り返し地点という感覚もある。どんな会社にいてもそれなりに責任あるポジションにいて、それなりに大きな仕事をしている、そんな年齢だ。皆忙しい中ではあるけれど、十数年ぶりにこんな風に集まる企画をしてみたら意外と簡単に集まることができた。きっかけは比賀君が欲しがっていたタオル掛けである。素人では買うことができないから、ますいいで購入してあげた。それを渡すついでの同窓会を企画したというわけだ。

不思議なことに、あってみると皆学生時代とそう変わらぬ風貌をしている。22歳で別れてからの歳月では、しわが増えたり、髪が薄くなったりの変化こそあれ、それほど大きな変化は起きようがないのか。4人ともが43歳にしてはいささか若く見える。これは何となく自分自身をもデザインしてしまう建築学科独特の年の取り方かもしれない。

飲まぬつもりでスタートしたが、皆学生時代に帰ったかのように飲んだ。そして昔を懐かしむ会話をするのかと思いきや、今の自分の仕事や家族について話をした。あっという間の3時間であった。

2017/09/04

午前中、埼玉県川口市にて設計中のIさんの家の打ち合わせ。川口駅からほど近い、商店街と住宅街のちょうど境界線上にある敷地に、小さな3階建て住宅を造る計画である。2回目のプレゼンテーションの今日は、前回とは異なるエントランス計画を土台にして、部屋の配置を変更したり、3階のリビングのレイアウトを変えたり、3階の上にあるロフト部分のデザインを変更したりの工夫を加えたものとなった。

打ち合わせの前には、土地の区画変更に関する説明を、司法書士の平野先生よりしていただいた。昔の土地によくある話なのだけれど、隣の親戚の倉庫が越境してきていたり、逆にこちらの住宅が親戚の家の敷地に越境していたりの状態である。せっかく新たに建てるのだから、境界ラインを現状に合わせて整備してしまおうということでご相談した次第である。土地の話は意外と時間がかかるもの。今回も2~3か月を要する可能性があるということで早め早めの対応が望まれるところである。

17時、埼玉県川口市にて計画中のHさんの家の打ち合わせ。こちらは実施設計ということで、着々と図面を書き進めている。奥様のご希望のスペイン瓦を使用する予定で、7.5寸の急こう配が特徴となる住宅だ。このスペイン瓦なるもの、ますいいでは初めて使うものなので、おさまり等の検討をしっかりとしなければいけないと思う。

2017/09/02

今日は裏千家茶道の会に参加するために、群馬県の四万温泉に出かけた。群馬県の人に聞くと県内にある温泉の中で一番良いという人が多い、そんな山深い魅力的な温泉である。茶道というと、僕はなんとなく自然の中で行われるイメージがある。近年の都会の茶会はビルのワンフロアーにある茶室で模擬的な路地を設えているようなところでおこなわれることも多いのだけれど、やはり自然の力には勝てないもので、見渡す限りの山々に囲まれた中での茶道なるものはそれだけで幽玄な印象を醸し出す。強いて言えば会場がその地の温泉旅館の宴会場でなく、自然の中の一角のごとき場所などあれば最高であろうが、そうそう大勢が集うことのできる施設が山の奥深くにあるはずもないので仕方がない。

僕が泊まった温泉宿の目の前には、千と千尋の神隠しのモデルになったという温泉宿がある。300年以上も続く温泉宿だそうで、宮崎監督が映画の製作前に宿泊したことからそのモデルになったといわれているらしい。今回は反対側の建物から写真を撮るだけになってしまったけれど、いつかは実際に訪れてみたいと思う。

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群馬県の県道を走っていると、結構な山奥であるにも関わらず、結構な人を見かける。新しい家も建っている。東京へのアクセスのしやすさがあるのかもしれないけれど、本当の田舎とは違う気がする。過疎化が進んでいるような寂しげな雰囲気も感じないし、ちょうど祭りをやっていて逆に活気を感じるエリアもあった。

途中、中之条ビエンナーレなるイベントの記事を見た。先日訪れた十日町に同じ、ありがちなアートイベントである。実は埼玉でもトリエンナーレなるイベントをやっており、まあこれは2年に一回か3年に一回かの違いなのだけれど、とにかくアートイベントを町おこしに使う手段はどこでも同じように行われているのである。この手法、誰が聞いてももう古い様な気がする。それにアーティストの若い無垢なパワーに頼りすぎの気もする。これらが本質的な街の活性化につながるかどうかの結果は楽観的ではないと思う。群馬の山奥の魅力は、やはり山であろう。この資産を生かすことが一番の近道のような気もするが、群馬の人には見えにくいのかもしれない。わざわざ怪しげなアーティストを呼ばずとも、群馬にいる魅力的な人を都会のなまった人々に見せてあげるほうがいかに面白いかという気もするのである。

2017/09/01

9月。季節がらか小笠原諸島には台風がうろうろしている。台風シーズンというのがいつなのかが良くわからなくなるほどに不順な天候が続いているけれど、いよいよ本番のこの月に大きな被害が出ないことを祈るばかりである。ますいいでは設計だけでなく、工務店として工事も行っている。なので雨が長く振り続ければそれだけ工事が遅れてしまう。これは結構な痛手である。僕たちが作るものは建築だから、屋根さえかかれば雨が関係なくなるけれど、道路などの工事をしている人たちはもっと大変なのであろう。

突然のゲリラ豪雨によってヒョウの被害が発生している。僕の知人には買ったばかりのBMWが見事にぼこぼこになってしまった人がいるのだけれど、その車は見事に新車になって帰ってきたからよかった。保険制度は大したものだと喜んでいたが、こういう被害が増えているようだからきっと保険金も上がるはずだ。最終的には消費者の負担になるしかないのは明確なのだ。雷の被害も目立つようになってきた。ますいいでは雷の被害に備えて、無停電電源装置の導入を行った。図面等のデータを守るためである。これがどれほどの効果があるのか、期待通りに機能してくれるのかはわからない。でも何もしないで後悔するのも嫌だからできるだけのことはやっているしだいである。

世の中にはどうにかなることとどうにもならないことがある。数日前にミサイルが来るかもしれないから避難したほうが良いとの警告があった。埼玉県は範囲から外れていたけれど、それでも得も言えぬ気持ち悪さを感じた。地下に避難・・・、いったいどこへ行けばよいのか。一瞬シリアの難民たちの映像が頭をよぎった。川口市にいるクルド人難民の顔も頭に浮かんだ。この人たちはいつもこんな不安を感じながら生き、そしてそこから逃げるためにいま日本にいるのだと改めて感じた。

地震・雷・火事・おやじの怖いものからおやじは外れて久しい。もう少し怖くならなければいけないのかもしれぬが、何を語るべきかの規範がわかりにくい世の中である。その規範を見出すことができればよいと思い学ぶが、そんなに簡単なものでもない。なんだかいろいろなことを考える季節、それが秋だ。

2017/08/29

朝一番より、埼玉県川越市にて進行中のSさんの家のセルフビルド立ち合いへ。ますいいではセルフビルドでの家づくりをお勧めしているわけだけれど、その中でも最も頻繁に行う作業が漆喰の壁塗りである。漆喰を壁に塗り付ける前には、石膏ボードの継ぎ目をパテで処理をしたり、ジョイントテープというメッシュを張り付けたりの作業があるのだけれど、今日は部屋ごとに段階を追ってそれらの作業を行った。

作業の終盤には左官屋さんの塙さんが自ら漆喰の塗り方講座である。教えられているのはクライアントのSさんとますいいの渡邊君だ。僕も参戦して15時ごろまでみんなで作業である。とても暑い中での作業、汗をかきながら何とも楽しい時間を過ごすことができた。

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漆喰塗りのセルフビルドを久しぶりに行った。今日は左官屋さんの作業立ち合いが付いていたのだけれど、左官屋さんがいてくれるおかげでだいぶ作業ははかどるわけで、やっぱりプロの段取りの手際の良さというのは素晴らしいものだと思った次第である。この後クライアントのSさんとますいいのスタッフだけで同じペースン作業ができるわけはないけれど、Sさんの壁塗りの手つきはとても初めてとは思えない器用さであったから意外と簡単に進んでしまうかもしれないの感もあるのだ。

2017/08/28

朝一番で埼玉県川口市にて検討中のTさんの家のリフォーム打ち合わせ。今日は第1回目のご提案ということで、リフォーム後のプランと主要な展開図のご説明、そして概算の見積金額についてのご説明をさせていただいた。打ち合わせ終了後、小屋裏空間に潜っての調査を少々。クライアントも一緒に潜って、どんな工事ができるかの検討を行った。小屋裏空間というのは、リフォーム工事の時に最も利用価値のある空間だと思う。古い家の場合は通常は平らな天井で隠されているけれど、ひとたび天井の上をのぞいてみるとそこにはとても広い空間が広がっていることが多いのである。小屋裏から屋根のほうを見てみると、そこには屋根を支える野地板という材料が見える。その野地板を支える垂木という材料も見える。その垂木は母屋という角材の上に乗っかており、その母屋は束という垂直な柱のような材木で支えられている。そして束は梁の上に誇らし気に立っているのだ。

下の写真は以前両国で行ったリフォームの様子である。古い木造住宅の2階部分をリビングに変更し、小屋裏空間の魅力を存分に表現している。Tさんの家は三井系列の会社が作ったいわゆるハウスメーカー住宅である。今では考えられないような特殊な工法を採用していて、柱を両側から鉄骨の部材で抱き込んだ梁が小屋組みを支えていたり、水平剛性を鉄筋ブレースで確保していたりの面白い構造なのだけれど、これらをうまくデザインに取り込むことができればと考えている。

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