ますいいの運営するノンプロフィットレンタルアートギャラリーとギャラリー。各アート作品の展示・販売をするショップとなっております。

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ますいいリビングカンパニーは埼玉県川口市にある注文住宅を作るデザイン設計事務所です。
ローコスト・セルフビルドでよい素材を上手に使い家族が幸せになる、そんな建築を目指しています。

ますいいリビングカンパニー|埼玉県川口市

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ますいいについて

もっと自由に家をつくる

協力アーティスト一覧

  • 硝子作家 熊谷 周二
  • 磁器照明 勝村 顕飛
  • Nem
  • 木工房 大噴火 清水 丈雄
  • 画家 芳賀 啓
もっと自由に家をつくろうプロジェクト
7月30日作家さんと建築家の交流会開催 増井真也の日記

建築の現場ではさまざまなカタログが存在する。洗面器やキッチンなどの水周り器具、照明器具や建具、建具の金物などなど、私達は通常それらのカタログの中からイメージする建築の要素としてふさわしいものを選び出し、コストを調整したうえで建築の現場に取り入れる。この一見普通に見える流れ、実は工業化社会の産物以外の何者でもない。

大量生産大量消費を目指した時代、大量生産の仕組みに取り込まれることの出来る商品だけがカタログに掲載される資格を持ち、それ以外は排除される。人々の生活を豊かにすること、つまり国民全員が冷蔵庫や洗濯機を持つことを夢見ていた時代の中では、オリジナリティーのある手作りの洗濯機などというものが存在出来るはずはないのである。

しかしながら今の時代はどうであろうか。冷蔵庫などの電気製品に一品生産のデザインを求めることは無いにしても、建築という現場生産しか許されない世界においては、オリジナルのデザインを求めること、作り手の心のこもった物を持ちたいと思うことといった需要は大変高まっているように思える。現にますいいリビングカンパニーの家造りの現場においては、大工さんが造る作り付け家具や造作キッチン、左官屋さんの手仕事の塗り壁などが非常に高く評価されているし、鉄の造作を利用した階段や手摺りなども頻繁に取り入れられているのだ。

埼玉県所沢の家のリフォームのときに造られた鉄の手摺り

今の家造りにおいて先に述べたような職人さんの現場における造作品を造るとき、私達は図面でそれを表現する。図面でイメージする形を描き、コストの調整を行い、詳細図面で角度のどの細部にいたるまでの寸法を標記して製作を依頼するという流れだ。建築の現場には多くの職人さんが存在する。腕の良い職人さんは私達の描いた図面を正確に読み取り、強度などの検討をして上で一つのプロダクトとして作り上げる力を持つ。上の写真にあるような手摺り、このような特注品も現場にしっかりと取り付けることが出来るように作り上げてくれるのである。

この物づくりの過程における自由をもっと高めることは出来ないだろうか。

それが「人の生活にまつわるプロダクトを作る作家とのコラボレーション」を進める理由である。

今進めている東京都調布市にある集合住宅併用住宅の現場では、集合住宅部分に通じる通路の門扉の製作をロートアイアンの作家である中沢知枝氏に依頼している。中沢氏はMASUII・RDRギャラリーの紹介である。この門の製作の過程にカタログは存在しない。中沢さんの描くスケッチやこれまで作ったものをみて、話し合いの中からある形が生まれていく。まるでモリスのパターンのような有機的な形状は、図面にされることなく作家さんの脳の中を通り抜け、作家さん自身による手作業を経て、形になるのである。
図面化することが困難なイメージを形にする自由がそこにはあるのだ。

http://www.whollys.com/profile/index.html
(中沢さんのプロフィール)

今作っている門扉、巾が2メートル近くあって、価格は30万円ほどだ。この値段は正直安い。ロートアイアンの既製品の門扉よりも安い。それはなぜかというと、masuiiの家造りにも共通することだが、作り手以外に無駄な経費が一切かからないということだろう。営業マンも社長さんも自社ビルも何にも無い。
全てのコストは材料費と作家さんのアイデアそして創作活動にのみかけられるのである。

この可能性をさらに広げるために、「作家と建築家の交流会」を開催した。

これは継続的に開催し、参加した作家さんの情報はHPに掲載するつもりである。自由な家造りの可能性をさらに広げるために5年間のギャラリー活動によって作られたネットワークを生かしたいと考えている。

文章:増井真也

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